愛媛FC応援ブログ
Posted by TIGER69:シバタ トモトシ - 2012.06.11,Mon
アンケート調査の前にこうした意見をブログでエントリーするのもどうかと思うのですが、今日付けの愛媛新聞にて今治へのホームタウン拡大を容認する意見のコラムが掲載されたので反論の意味も込めてエントリーします。
まず、私は今治の新スタジアム構想自体は反対ではありません。
私が反対する点は下記の2つ
・愛媛県が今治市の新スタジアムに数十億の予算を割くこと
・愛媛FCの今治市へのホームタウン移転
今治市が市の予算でスタジアムを建設して愛媛FCの試合を年間数試合、誘致しよう、というのであれば今治市民でない私には反対する理由がありません。
むしろ年間数試合は宇和島や新居浜、今治といった地域で試合を開催することが全県ホームである愛媛FCの理想的な姿であるとすら思います。
しかし愛媛県の事業として初のサッカースタジアムを今治市に建設することに私は反対なのです。愛媛県がまず建てるのならば愛媛県民にとってもっとも有益な場所でなければなりません。
どういう場所がもっとも有益かというと、地理的そして経済的に中心地である松山市しかないというのは言うまでもありません。
もしも松山市が愛媛県の端に位置するのなら当然、私の意見も変わりますが、愛媛県の地図を思い浮かべたときに南予からも東予からもアクセスしやすい土地は愛媛県の重心ともいうべき松山市です。
今治市は残念ながら特に南予からのアクセスが非常に悪く、今より更に1時間余計にかかる、というのは大きな問題です。
私が南予の首長ならその後の支援は断りますね。
愛媛FCにあまり興味のない私の家族にも何人か聞いてみましたが
「え?なぜ今治なの?」というのが全員の答えでした。
常識的に考えてアクセスに問題のある砥部のスタジアムからもっとアクセスに問題のある今治へスタジアムを、というのはあまりに不自然です。
ちなみに愛媛FCの2011年の観客動向調査によると全観客に対する松山市民の割合は50.4%、次いで新居浜市が13.5%、今治市は8.2%です。(ソース:Jリーグ公式発表)
この数字をどう捉えるか。
地域密着で積み上げてきた「歴史」を考えた場合、決して軽い数字ではないと思います。
ちょっと細かな部分が違うのですが、ガイナーレ鳥取の例が参考になると思います。
ご存知の通り、ガイナーレ鳥取の前身であるSC鳥取は県西部、米子市をホームタウンとしてJFLを闘っていました。
しかし2007年にJリーグへの準加盟を申請するときに東山陸上競技場ではJリーグを開催することができず、また米子市はJ規格への改修を行わないと決断しました。
そしてJ規格の専用スタジアムがある県東部の鳥取市へ実質的にホームタウンを移転したのです。(公式には全県ホームに拡大)
そして多少、足踏みしたものの、2010年にJ2加盟を果たします。
そして今。ガイナーレ鳥取の観客動員は飛躍的に延びたでしょうか?
(鳥取のサポーターのみなさん、ごめんなさい)
残念ながら愛媛FCよりさらに少ない平均2800人程度の動員と深刻な財政問題を抱えています。
ちなみに鳥取市の人口は約20万人ですが今治市の人口は16万人です。
松山市に次ぐ2位の人口ですが、現在ニンスタに来ている来場者は人口12万人の新居浜市の方が多いというのが実情です。
結果的に現在、ガイナーレ鳥取が財政的や動員に問題を抱えているのは、「米子市」を中心とした「ホームタウンの歴史」を軽く考えてしまったことも一因であるように思えてなりません。
当時、J規格へのスタジアムの改修を断念した米子市は現在はクラブと共同でYAJINスタジアムの計画を立ち上げました。
現時点ではJ規格ではないのですが、特例で開催を認めるよう働きかけているそうです。
2007年に東山をJ規格に改修するか、米子市にスタジアムを建設していればガイナーレ鳥取の「歴史」は断絶しなくて済んだのではないでしょうか?
サッカークラブの歴史は「地域の歴史」であり、サポーターと共に積み重ねられてきたものです。
あっちに土地があるから移転しよう、専用スタジアムだったら今より客が入るだろう、というのはいささか軽率ではないでしょうか。
サッカースタジアムはそれまでの歴史をふまえ、10年先、20年先、100年先を考えて「ベストな場所」に建設しなければならない、ということを鳥取は教えていると思います。
まず、私は今治の新スタジアム構想自体は反対ではありません。
私が反対する点は下記の2つ
・愛媛県が今治市の新スタジアムに数十億の予算を割くこと
・愛媛FCの今治市へのホームタウン移転
今治市が市の予算でスタジアムを建設して愛媛FCの試合を年間数試合、誘致しよう、というのであれば今治市民でない私には反対する理由がありません。
むしろ年間数試合は宇和島や新居浜、今治といった地域で試合を開催することが全県ホームである愛媛FCの理想的な姿であるとすら思います。
しかし愛媛県の事業として初のサッカースタジアムを今治市に建設することに私は反対なのです。愛媛県がまず建てるのならば愛媛県民にとってもっとも有益な場所でなければなりません。
どういう場所がもっとも有益かというと、地理的そして経済的に中心地である松山市しかないというのは言うまでもありません。
もしも松山市が愛媛県の端に位置するのなら当然、私の意見も変わりますが、愛媛県の地図を思い浮かべたときに南予からも東予からもアクセスしやすい土地は愛媛県の重心ともいうべき松山市です。
今治市は残念ながら特に南予からのアクセスが非常に悪く、今より更に1時間余計にかかる、というのは大きな問題です。
私が南予の首長ならその後の支援は断りますね。
愛媛FCにあまり興味のない私の家族にも何人か聞いてみましたが
「え?なぜ今治なの?」というのが全員の答えでした。
常識的に考えてアクセスに問題のある砥部のスタジアムからもっとアクセスに問題のある今治へスタジアムを、というのはあまりに不自然です。
ちなみに愛媛FCの2011年の観客動向調査によると全観客に対する松山市民の割合は50.4%、次いで新居浜市が13.5%、今治市は8.2%です。(ソース:Jリーグ公式発表)
この数字をどう捉えるか。
地域密着で積み上げてきた「歴史」を考えた場合、決して軽い数字ではないと思います。
ちょっと細かな部分が違うのですが、ガイナーレ鳥取の例が参考になると思います。
ご存知の通り、ガイナーレ鳥取の前身であるSC鳥取は県西部、米子市をホームタウンとしてJFLを闘っていました。
しかし2007年にJリーグへの準加盟を申請するときに東山陸上競技場ではJリーグを開催することができず、また米子市はJ規格への改修を行わないと決断しました。
そしてJ規格の専用スタジアムがある県東部の鳥取市へ実質的にホームタウンを移転したのです。(公式には全県ホームに拡大)
そして多少、足踏みしたものの、2010年にJ2加盟を果たします。
そして今。ガイナーレ鳥取の観客動員は飛躍的に延びたでしょうか?
(鳥取のサポーターのみなさん、ごめんなさい)
残念ながら愛媛FCよりさらに少ない平均2800人程度の動員と深刻な財政問題を抱えています。
ちなみに鳥取市の人口は約20万人ですが今治市の人口は16万人です。
松山市に次ぐ2位の人口ですが、現在ニンスタに来ている来場者は人口12万人の新居浜市の方が多いというのが実情です。
結果的に現在、ガイナーレ鳥取が財政的や動員に問題を抱えているのは、「米子市」を中心とした「ホームタウンの歴史」を軽く考えてしまったことも一因であるように思えてなりません。
当時、J規格へのスタジアムの改修を断念した米子市は現在はクラブと共同でYAJINスタジアムの計画を立ち上げました。
現時点ではJ規格ではないのですが、特例で開催を認めるよう働きかけているそうです。
2007年に東山をJ規格に改修するか、米子市にスタジアムを建設していればガイナーレ鳥取の「歴史」は断絶しなくて済んだのではないでしょうか?
サッカークラブの歴史は「地域の歴史」であり、サポーターと共に積み重ねられてきたものです。
あっちに土地があるから移転しよう、専用スタジアムだったら今より客が入るだろう、というのはいささか軽率ではないでしょうか。
サッカースタジアムはそれまでの歴史をふまえ、10年先、20年先、100年先を考えて「ベストな場所」に建設しなければならない、ということを鳥取は教えていると思います。
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年齢:
55
HP:
性別:
男性
誕生日:
1969/03/04
自己紹介:
愛媛FCを愛するホームサポです。
メインスタンドの住人です。
どうぞよろしう。
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