RNB特集

今回、佐伯ＧＭを密着取材し、四国ダービーの集客活動を紹介。
チェアマンから示された目標１万人には及ばなかったものの、

「平日開催としては過去最高の観客数でした」

佐伯ＧＭらしい一言。
本音はフロントスタッフの多くが7000人と予想していたのに対し、佐伯ＧＭじは6000人と予想してたそうなので、それを大きく上回り、喜びたいのだけれども、喜んじゃダメみたいな複雑な表情が印象的でした。（笑）

この特集、まあなんて言うか、そこそこ良かったのは良かったのですが
「南海放送は愛媛ＦＣと仲良しなんですよー」というアピールに見えました。

そして観客動員で苦戦している「原因」についてきちっとした検証がされていないと感じました。

まず、この番組ではその原因は

①不甲斐ない成績
②予算が少ないのでプロモーションが十分に行なえない

主にこの２点が動員に苦戦している原因としてあげていました。

②について触れたのはまだ良しとしましょう。
しかし本当の原因。
スタジアムの問題にまったく触れていないというのはどうなんでしょう？

一度観に来て二度と観に来ない理由
・帰りの渋滞がひどかった

一度も観に来ない理由
・スタジアムが遠い

サポータならば誰でも知っている一番の原因です。
そのスタジアムの問題を避けて動員に関する問題を特集するのはある意味フェアでないと思うのです。


そして南海放送もあげたプロモーションの問題。
しかしその南海放送自体が協力的にプロモーションしているのでしょうか？

事務局や練習場にサンパークを提供したり、時折試合のテレビＣＭも流れたり、サッカー魂という番組も放送しています。

しかし、深夜でもいいのですが、試合を放送をしたことがありますか？
夕方のニュース番組に選手をゲストで呼んだことがありますか？

テレビ愛媛はやってます。
弊社がテレビ愛媛と取り引きしている理由はそれだけです。
テレビ愛媛にできていることが何故できないのでしょう？

特集の最後に永野アナウンサーが言われました。

「私たちも育てていこうという意識が必要です」

その意識は意識だけで終わってないでしょうか？
むしろ意識すらないことを永野アナウンサーは感じていてあの一言になったのではないでしょうか？

今一度、マスコミの矜持というのを示してもらいたいものです。