楽しんでほしい

明後日に控えた四国ダービー。
捉え方は人それぞれだと思うのですが、ダービーマッチというのはサッカーの「原点」だと思うのです。
12世紀のイングランド、元々争いの絶えなかった隣町同士が勝敗を決めるために、年に１度、祝祭の日に街をあげてひとつのボールを蹴りあう。
サッカー（フットボール）のルーツは街ぐるみのダービーマッチでした。
試合中は負傷者もたくさん出て、農作物や家屋にも被害が出たりしていました。
誤解を恐れずに言うと、その昔、中世の人たちは「戦争」の代用品としてサッカーを始めたのです。
ルールは今と違い、ゴールが決まればそこで終了で、当時の人々はそれぞれの街の「誇り」をかけて仕合に臨んだのです。

そこにサッカーの持つ原則的で普遍的な「魅力」があるのだと思います。

個人的に今までの四国ダービーの歴史や今年の勝ち越し、負け越しなどはこの際、関係ありません。

日曜日の仕合で徳島を叩きのめし、勝利を掴み取るのみ。

あまり気負いすぎる必要は無く、そういうギリギリの緊張感を持ってプレイできることを選手達は楽しんで欲しいものです。