愛媛FC応援ブログ
Posted by TIGER69:シバタ トモトシ - 2007.02.27,Tue
監督も謙虚なコメントばかりするので心配になっているサポーターも多いんじゃないでしょうか?
さて、開幕直前ということでたまにはマジメにサッカーの話をします。
望月サッカーの特徴は?
最近よく取り上げられるのが「前線からの守備(プレス)」。
全員で守備に取り組み全員で攻撃を行う。
確かにその通り。
しかし、私がいつも思う望月サッカーの一番の特徴は
「組織的な守備」
昨年天皇杯で対戦した横浜Fマリノスの選手が
「相手のほうが組織的な良い守備をしていた」とコメントしており、
中澤選手も「試合中4バックの勉強になった」と認めています。
ボールをもった相手選手に1人がプレッシャーをかけて、もう1人がパスミスを予測して待ち構えたり、抜かれるのを予想して待ち構える。
そして一番多いのは中盤で2人で囲みにいく守備。
マンツ-マンが基本のオシムサッカーとはここが決定的に違います。
つまり少々テクニックで落ちようとも2人で囲むわけですから、キープしたり突破をするのはプロ選手でも容易ではありません。
そして仕方なくパスを出すところを狙うほかの選手。
2人がマークにいくわけですから当然、相手にはフリーな選手ができます。
しかし、パス可能な味方の選手というのはいつも10人いるわけではありません。
せいぜい3人で多くても5人までです。
つまりフリーの選手が2、3人できても2人、もしくは3人で囲みにいけるわけです。
しかし、それでも相手のパスが成功した場合、今度はそのパスを受けた選手を囲みにいかなければなりません。
そこで「連動性」が必要になってくるわけです。
どの位置でどの選手がボールを持ったら誰と誰がプレスをかけにいくのか。
そして誰がそのフォローをするのか。
これらを考えなければなりません。
しかし、望月サッカーではおそらくこれらのシステムを選手にあまり考えさせていません。
これは攻撃にもいえるのですが、「考えるサッカー」をしているわけではないのです。
練習で何度も何度も繰り返し、それこそパブロフの犬のごとく、考える前に身体が動くようになるまで選手はこれらのシステムを叩き込まれます。
もちろん選手が試合中、まったく何も考えずにプレーしているわけではありません。
しかし、大部分で「考えずにプレー」することで判断する必要がなくなり、結果スピードあふれる攻撃的な守備が可能となります。
この辺はトルシエ監督の行った「オートマティズム」に近いものがありますね。
また個人のテクニックにはあまり頼らない守備なので選手が入れ替わっても代わりに出る選手がこのシステムを身体で覚えていれば「それなりに」形にできます。
この「望月サッカー」の「組織的な守備」にも問題はあります。
まず、「時間がかかる」という点。
選手が変わっても同じルール、同じオートマティズムを共有しなければ機能しません。そのため、試合に出場する選手全員が身体で覚えなければなりません。
そして全員に豊富な運動量が必要となります。
ただ、これらは練習時間がある程度解決してくれます。
そして次の問題は中盤が高いレベルのチームには通用しづらい、という点。
組織的にプレスをかけてもそこから無理にボールを奪いに行くわけではありません。基本的にプレスによって生じる相手のミスを待つ守備なのです。
従って去年の神戸や鳥栖のように中盤のレベルが高いチームはミスも少なく、言い換えれば愛媛のチャンスは少なくなります。
また何人に囲まれようとも1人でなんとかしてしまう、柏にいたディエゴや仙台のボルジェスなどキープ力のある外国人には誰かがファウル覚悟で「潰し」にいかなければなりません。
またもうひとつの問題としてこれらの「組織的な守備」もセットプレイは関係が無いという点。
これは別途個人のスキルで対応しなくてはなりません。
またこのスキルが向上し、セットプレイの守備が安定すればプレスからより積極的にボールを奪いにいくことができるようになると思います。
今年の愛媛FCは個人の能力は間違いなく向上し、スタメンと控えの「差」が縮まりました。
「連携の面ではまだまだ時間がかかる」と監督はコメントしてはいますが、若い選手も多く、学習する能力も高いはずなので去年第2クールの終わりごろまでかかった完成度が、第1クールの真ん中ぐらいで見られるんじゃないかな、と期待しています。
さて、開幕直前ということでたまにはマジメにサッカーの話をします。
望月サッカーの特徴は?
最近よく取り上げられるのが「前線からの守備(プレス)」。
全員で守備に取り組み全員で攻撃を行う。
確かにその通り。
しかし、私がいつも思う望月サッカーの一番の特徴は
「組織的な守備」
昨年天皇杯で対戦した横浜Fマリノスの選手が
「相手のほうが組織的な良い守備をしていた」とコメントしており、
中澤選手も「試合中4バックの勉強になった」と認めています。
ボールをもった相手選手に1人がプレッシャーをかけて、もう1人がパスミスを予測して待ち構えたり、抜かれるのを予想して待ち構える。
そして一番多いのは中盤で2人で囲みにいく守備。
マンツ-マンが基本のオシムサッカーとはここが決定的に違います。
つまり少々テクニックで落ちようとも2人で囲むわけですから、キープしたり突破をするのはプロ選手でも容易ではありません。
そして仕方なくパスを出すところを狙うほかの選手。
2人がマークにいくわけですから当然、相手にはフリーな選手ができます。
しかし、パス可能な味方の選手というのはいつも10人いるわけではありません。
せいぜい3人で多くても5人までです。
つまりフリーの選手が2、3人できても2人、もしくは3人で囲みにいけるわけです。
しかし、それでも相手のパスが成功した場合、今度はそのパスを受けた選手を囲みにいかなければなりません。
そこで「連動性」が必要になってくるわけです。
どの位置でどの選手がボールを持ったら誰と誰がプレスをかけにいくのか。
そして誰がそのフォローをするのか。
これらを考えなければなりません。
しかし、望月サッカーではおそらくこれらのシステムを選手にあまり考えさせていません。
これは攻撃にもいえるのですが、「考えるサッカー」をしているわけではないのです。
練習で何度も何度も繰り返し、それこそパブロフの犬のごとく、考える前に身体が動くようになるまで選手はこれらのシステムを叩き込まれます。
もちろん選手が試合中、まったく何も考えずにプレーしているわけではありません。
しかし、大部分で「考えずにプレー」することで判断する必要がなくなり、結果スピードあふれる攻撃的な守備が可能となります。
この辺はトルシエ監督の行った「オートマティズム」に近いものがありますね。
また個人のテクニックにはあまり頼らない守備なので選手が入れ替わっても代わりに出る選手がこのシステムを身体で覚えていれば「それなりに」形にできます。
この「望月サッカー」の「組織的な守備」にも問題はあります。
まず、「時間がかかる」という点。
選手が変わっても同じルール、同じオートマティズムを共有しなければ機能しません。そのため、試合に出場する選手全員が身体で覚えなければなりません。
そして全員に豊富な運動量が必要となります。
ただ、これらは練習時間がある程度解決してくれます。
そして次の問題は中盤が高いレベルのチームには通用しづらい、という点。
組織的にプレスをかけてもそこから無理にボールを奪いに行くわけではありません。基本的にプレスによって生じる相手のミスを待つ守備なのです。
従って去年の神戸や鳥栖のように中盤のレベルが高いチームはミスも少なく、言い換えれば愛媛のチャンスは少なくなります。
また何人に囲まれようとも1人でなんとかしてしまう、柏にいたディエゴや仙台のボルジェスなどキープ力のある外国人には誰かがファウル覚悟で「潰し」にいかなければなりません。
またもうひとつの問題としてこれらの「組織的な守備」もセットプレイは関係が無いという点。
これは別途個人のスキルで対応しなくてはなりません。
またこのスキルが向上し、セットプレイの守備が安定すればプレスからより積極的にボールを奪いにいくことができるようになると思います。
今年の愛媛FCは個人の能力は間違いなく向上し、スタメンと控えの「差」が縮まりました。
「連携の面ではまだまだ時間がかかる」と監督はコメントしてはいますが、若い選手も多く、学習する能力も高いはずなので去年第2クールの終わりごろまでかかった完成度が、第1クールの真ん中ぐらいで見られるんじゃないかな、と期待しています。
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HN:
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年齢:
55
HP:
性別:
男性
誕生日:
1969/03/04
自己紹介:
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メインスタンドの住人です。
どうぞよろしう。
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