2/10サテｖｓ大分レポ

行って参りました。
前売り券を買うのを忘れていたので当日券1000円を購入し、球技場へ。
メインスタンドに１５００程度？の個別席がある球技場なのですが、ホーム側はほぼ満席！
そしてアウェイ側はトリニータサポが大勢いるなか、愛媛のユニがちらほら。
しかし、選手弾幕は貼ってあったので10人ぐらいは来ていたかもしれません。
なお、この日の観客数は８０１人。
基本有料で800人・・・。
さすがＪ１。

試合前の選手紹介では内村に全体から大きな拍手。
人気者です。
さて、愛媛のスターティングメンバー。

内村、三木
持留、中村、大山、神丸
松下、高杉、南、関根
川北

サブ：阿部、笹垣、正岡（ﾕｰｽ）、白方（ﾕｰｽ）

対する大分は意外なことに先発は全員トップの選手。
（確か去年はユース中心だったはず）
グルノーブル帰りで昨日（土曜日）の鹿島戦に出場した梅崎選手や北京世代の守護神西川選手までいます。
いくら途中出場とはいえ２日続けて試合に出るのもすごいものですね。

試合は開始直後から愛媛が積極的なプレスで主導権を握り、開始４分に左サイドを抜け出した持留がクロス。若干流れたのですが西川選手がキャッチミス。
こぼれたところをファーサイドの関根がシュート。
角度がなかったので弾かれたボールはゴール前に詰めていた内村へ。
内村は落ち着いてゴール左へ押し込んで先制。
ちょっと「ごっつぁん」ではあるものの、内村に期待して集まったトリニータサポもからも大きな拍手。

それからしばらくはどちらかといえば愛媛ペースで試合は進んだのですが、追加点が奪えないままハーフタイム。
そして後半。メンバーチェンジはなし。
ここからいまひとつ覇気の無いように見えた大分の選手が目の色をかえてきます。
激しいプレスにボールをキープすることもできず、ずるずると押し込まれます。
そして愛媛の左サイドから簡単にクロスを入れられ、ゴール正面で頭ひとつ抜け出した梅崎選手がドンピシャヘッドでゴール左隅へ。
ＧＫとしてはノーチャンスのナイスシュートでしたが、やはりＣＢ２人のマークが甘く、またほぼフリーでクロスを入れさせてしまうＳＢに課題。
マークを外せる梅崎選手の動きがうまいともいえますが・・・。

すっかり意気消沈してしまった愛媛はその後も防戦一方・・・。
ときおりモチ君のちょっと強引な突破や途中出場の正岡君のファンタジーでチャンスは２、３度あったものの、シュート本数も完全に大分ペース。
しかし、川北の闘志あふれるセーブやゴールポストに２度助けられたこともあり、なんとかそのままタイムアップ。
１－１のドローでした。
やはり押し込まれたときに耐えて跳ね返す「勇気」が足りないと感じた試合でした。
では個別に思いつくままコメント。

川北　６．０
９０分絶え間なく声を出し続け、相変らず元気。
一度厳しく相手選手と激突してちょっとヒヤリとはしましたが、その後のプレイを見る限り、問題は無いかも。
またユースの２人にもやさしく声をかけるなど、ベテランの存在感。
ただ、ミスキックで「わりぃ！」って大声で謝るのだけはやめた方がいいかも。川北らしいと言えば「らしい」のですが。（笑）

松下　５．５
うーん・・・。今ひとつ元気がなかったかな・・・。
フィジカルなものかメンタル的なものかは分かりませんが、コンディション不足を感じました。
調子がいいときはもっと声が出ますし・・・。
ただ、何度か積極的にオーバラップしかけていたのでもう少し時間が必要かも。

南　５．５
カバーリングのタイミングが良くなってきました。
スライディングの乱用も減ってきた感じ。
ただ、特に後半はもっとラインを押し上げ、ゴール前に顔を出しても良かったかも。

高杉　５．０
ＣＢとしてプレイ。
監督にどういう意図があってＣＢで起用しているのかは分かりませんが、ちょっとまだ危なっかしい感がします。
ボールを受けてから離すまでのリズムが悪いときがあるんです。
周囲のコーチングに問題があるのかもしれませんが、ちょっと視野が狭いかな・・・。
前方へのフィードは的確でした。

エイゴ　５．５
後半はちょっと守備に忙殺されて持ち味の攻撃参加があまり見られなかったかな・・・。
前半は何度か神丸を追い越して右コーナー付近までは突破できていました。
そこから後ろに戻すんでなく、あの位置は勝負にいってもいい場所だと思うので、たまには仕掛けてみてもいいかな。
あと、守備では誘っておいてパスカットするところまでは素晴らしいのですが、そのあと、「さぁ攻めるぞ」という最初のパスに相変らずミスが多い・・・。
カットした時点で味方は前がかりになっているのであそこは丁寧に。

モチ君　６．５
ゴールを決めたウティと個人的にはＭＯＭを迷うぐらい愛媛の選手の中では光っていました。クールな表情とは裏腹にもっとも「闘争心」を感じさせてくれました。華麗にかわして・・・でなく力づくで強引に突破をはかる姿勢も好感。
またスタミナもついてきましたね。
この日、全選手の中で一番、走ってました。

ゴウ君　５．５
まだまだこんなもんじゃないはず。
中盤でボールをもったときに何度か後ろへのパスコースを探すのがちょっと問題。
一度だけミドルを狙いましたが、もっと積極的にゴール前へ顔を出したり、ドリブルで仕掛ける「勇気」が必要かも。あとおーやんとの連携がいまひとつかなぁ・・・。
ただ、若干後ろ向きなときがあるものの、全体的にボールのさばき方は的確で良かったです。

大山　６．０
やはり９０分の間で良いときと悪いときの差があるかな・・・。
あと、いつも同じ場所でプレイしている。もっと味方のカバーを信頼してあちこちに顔を出してもいいかも。
前半はいいクロスを供給してましたし、後半も一度、素晴らしいタイミングで左サイドを縦に抜け出し、数少ない決定機を演出していました。
ああいったプレイを９０分出し続けられることが課題でしょうか。

神丸　５．５
ときおり大胆に中へ切れ込む突破を見せるも全体的には「脅威」となれませんでした。また玉離れは良くなったものの、パスを出したあとに走っていないことがあったのが気がかり。
例えば右サイドから中へパスを出し、そのまま逆サイドにサイドチェンジという場面。左サイドが突破したあとはファーサイドに詰めなければなりません。
毎回走る必要は無いかもしれませんが、「好機」にはゴール前で数的有利を作らなければ。
いくらボールを持ったら速くても、それだけでは９０分を通してゲームに関わっているとは言えません。
また、後半途中からＦＷに入っていましたが、中盤を支配されたためにあまり絡めませんでした。そんな中でもがんばってチェイスし続けたのは良かったです。

三木　５．５
最初、誰だか分かりませんでした。（笑）
見事な坊主頭に気合を感じたのですが、あまり機能していなかったです。
もう少しボールを収めることができればいいんですけどねえ・・・。
ただし、前半見せた積極的なプレスは良かった。
また惜しくも当たらなかったのですが、ゴール前で相手ＤＦから逃げながらヘッドという動きも見せていました。
精度のいいクロスが上がれば得点できそうな気配はします。

内村　６．５
いつになく、と言ったら失礼かもしれませんが、大勢の大分サポに刺激を受けたのでしょう、なかなか気合の入ったプレイを見せていました。
一度、大分の選手に悪質なファウルを受けて倒されたとき、早いリスタートをするふりをして大分の選手にボールを蹴りつけてました。
ああいう「イラッ」とする内村も珍しいかも。
それぐらい気合が入ってたということでしょう。
またゴールはサボらずに詰めていた結果。
相手ＧＫの位置を見て落ち着いて決めていました。
ゴール勘が養われつつあるのかもしれません。
膝の状態が分からないのですが、明後日の札幌戦、ベンチ入りに期待してもいいんじゃないかな、と思います。

笹垣　６．０
いかんせん、投入された時点では押しこまれる時間が長くなっていて、あまりいいパスが入ってきませんでした。
ああいう状況では思い切ってＤＦラインまで下がってみるのもいいかもしれません。
ＦＷだから下がっちゃいけない、というルールはありませんし、田中選手あたりはよくそういう動きをします。
ただ、縦パスに反応して相手ＧＫとの接触を恐れずに飛び込んだ場面はなかなか闘志を感じましたし、高さもありました。

正岡　６．５
最初こそ流れに入れず、ゲームに関われませんでしたが、徐々にチャンスメイク。
縦に走りこんだ大山にあわせたパスは見事でした。
あと例の「一旦足の裏でボールを手前に引き寄せてパス」、という高萩のようなプレイを今回もやってくれてました。
ファンタジーあふれるプレイ、ちょっと低い身長。
「８番」がとてもよく似合ってました。
（っつかやっぱり８番のユニは小さめのサイズで作ってたんですね・・・）
頼むから大学や他のクラブに行かないでね。愛媛のコウタ！

白方　－－
松下に代わって登場。高杉が左ＳＢへ入りＣＢをつとめました。
出場時間が短く、今回は評価を控えますが、あまり緊張はしているようには見えませんでした。

以上、個人的な評価ですのであまり気にしないでくだされ。