２節緑戦●顔を上げろ！

１－３。
「内容では・・・」とかいう話はともかくこれが現在の実力差。
フッキは確かに脅威。しかし、結局はフッキも同じＪ２の選手。
決して押さえられない相手ではないはず。
もっと執拗にマークし、ボールに一切触らせないぐらいのえげつない守備をすればかならず、キレてしまう選手。
調子にのせてはいけません。
サイドのあの１ｖｓ１の場面。
不用意に飛び込んでしまった南選手。
「スライディングに伊予魂を込める」と以前、コメントをしていました。
確かにスライディングタックルはＤＦの一番の「見せ場」です。
しかし、１００％仕留めるという状況でなければやってはいけない、「最後の手段」です。
それまで素晴らしいタックルを決めていただけにたったあの１回が悔やまれます。
そして選手は最後まで諦めずに闘っていましたが、どこかで「消極的なプレイ」が見えてしまい、少し残念でした。
後ろ向きにボールをキープしてしまう、中村選手や藤井選手。
例えばサイドで相手ＤＦと１ｖｓ１になったとき、いろんな選択肢があって良いのですが、そこから抜きにかかる選手はほとんどいませんでした。
東京ＶはＤＦを中に絞るのでもっとサイドを深くえぐらなければならないはず。
「勇気」をもって「観客を沸かせてやろう」というぐらいの気持ちで仕掛けてもらいたいものです。

内容的には確かに何ら恥じるような試合ではありません。
致命的なミスを確実にものにされたという試合です。
自信を無くすことなく、今一度顔を上げて九州へ乗り込んでもらいたいものです。